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は な こ の し っ ぽ。

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そろそろ勉強しなくちゃ・・・。 おぼえがきです。
by hanakonoshippo

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心疾患患児の重篤なRSウイルスは心筋症とダウン症に関係

2009-10-27 16:21:35 -0400 (ロイターヘルス)発


ニューヨーク(ロイターヘルス) - 心疾患の患児に、血行動態的に重大な心疾患、心筋症、またはダウン症がある場合、RSウイルス(RSV)のために入院が必要となる可能性が高い、と研究者らは報告している。

整合された症例対照試験から得られた本研究結果は、National University Hospital Rigshospitalet(コペンハーゲン)のDr. K. KristensenらによりArchives of Disease in Childhood誌10月号にて報告されている。

同氏らは、1996年~2003年に受診した3,239名の14歳以下の心疾患患児のうち、RSV検査が陽性の313名を特定し、完全な情報を入手できた306名の患児を本研究の対象とした。小児1症例につき、年齢と医療施設の整合された対照者1名が、心疾患患児集団から抽出された。RSV診断時の日齢(中央値)は280日だった。

多変量解析において、RSVによる入院の予測因子は、ダウン症(オッズ比3.24)、心筋症(オッズ比5.84)、および血行動態的に重大な心疾患(オッズ比1.53)だった。

RSVによる入院の発生率は、2歳未満の心疾患患児で最も高かった(5,65児/100児/年)。

入院中に、84名(27.5%)の患児に酸素補給が必要となり、79名(25.8%)はCPAPによる治療を受け、12名(3.9%)は人工呼吸を使用した。死亡した患児はいなかった。呼吸サポートの必要性は、幼齢(1歳増すごとのリスク比は0.47)および心不全(リスク比1.81)で予測された。

「予防薬を投与すべき患児を判断する際は、本研究結果を考慮に入れるべきである」と同研究者らは結論付けている。
Arch Dis Child 2009;94:785-789.



血行動態的に重大な心疾患のオッズ比が1.53なのがちょっと気になるところ。

RS予防薬って割と高価だから、費用対効果にするとどうなのかな。

ま、保険が効くし、乳幼児医療でお金かかんないから、打つ方向でいいんでしょうね。

久々に。。。


抗血小板薬2種類の併用療法はPCI後12ヶ月を超えるとベネフィットが限られる
2009-10-16 17:49:26 -0400 (ロイターヘルス)発

By Will Boggs, MD
ニューヨーク(ロイターヘルス) - 経皮的冠動脈インターベンション(PCI)後に2種類の抗血小板薬による併用療法を1年以上継続することにより、死亡または心筋梗塞(MI)のさらなる予防効果は得られない可能性がある、とHeart誌10月号に報告されている。

「冠動脈のステント留置術を受け、最初の12ヶ月間でイベントを示さずに生存した患者に、クロピドグレルの12ヶ月間以上の投与は必要ないだろう」とGuthrie Clinic(ペンシルヴェニア州セイヤー)のDr. Kishore J. Harjaiはロイターヘルスに対する電子メールの中で述べた。

Dr. Harjaiらは、PCI後に1年以上イベントの発生がなかった患者1,859名に関するGuthrie PCI Registryのデータを解析した。全患者がアスピリンを無期限に毎日服用するよう指導されていたことに注目し、クロピドグレルを1年間以上併用服用した患者、または併用服用しなかった患者のアウトカムを比較した、と同研究者らは説明している。

追跡期間中央値の1,226日間に、死亡またはMIが患者の9.8%、すなわち2種類の抗血小板薬を1年間以上服用した患者では918名中の86名(9.4%)、および治療を12ヶ月間以上継続しなかった患者では941名中の97名(10.3%)に生じた、と著者らは報告している(p=0.83)。

確定、または高確率で確定のステント血栓症例の発生率は、2群間で有意に異なっていなかった。

死亡または心筋梗塞の発症率は、ベアメタルステント留置患者において、薬剤溶出ステント留置患者よりも高値であったが、2種類の抗血小板薬の服用期間が12ヶ月以上の患者と12ヶ月未満の患者では同発症率に差はみられなかった、と同研究者らは述べている。

さらに、特定の臨床的特徴(糖尿病、心筋梗塞、またはAmerican College of Cardiology/American Heart Association分類によるタイプC病変)を有するサブセットを解析対象とすると、抗血小板療法の治療期間はアウトカムに何の影響も及ぼしていなかった。

傾向スコア解析では、全試験コホートもしくはいずれの患者においても、またはステントのいずれの種類のサブセットにおいても、2種類の抗血小板薬を12ヶ月以上服用したことによる死亡または心筋梗塞の複合エンドポイントに対する有意な予防効果は示されなかった。

「心筋梗塞、脳卒中、または標的血管の血行再建といったイベントのさらなる発生が認められない場合、クロピドグレル投与を大半の患者においてPCI後12ヶ月目に中止している」とDr. Harjaiは述べた。「アスピリン投与はPCI後、無期限に継続している。このアプローチは、我々のデータ、他センターからのデータ、およびTAXUS研究の長期追跡から得られたデータに基づくものである」

「我々は、2種類の抗血小板薬による長期療法に関するプロスペクティブ研究の結果を待ち望んでいる」とDr. Harjaiは結論付けた。「この結果が得られるまでに、少なくとも2、3年はかかるだろう」
Heart 2009;95:1579-1586.




日本の試験結果が出てから、PCI後1年経った患者さんには説明して、

納得してもらえた人はプラビックスをカットしてアスピリン単独にしてますが、

やっぱりそういう方向性でよさそうですね。

(納得しない方もちらほら居られますが、高い薬なので結構みんなやめてくれます)


ただ、プラビックスは副作用も軽いし、継続して(医師にとっての)デメリットは少ないので、

やはり再発した時の責任うんぬんで、指導医は継続を支持しているようです。

そりゃそうだわねぇ。


そのうち、保険で切られるようになるんでしょうが。。。

5月にGFRの推算式がより日本人向けに改定されていた模様。

でもややこしいから覚えられないよぅ。

専用の計算機がいるなぁ。。。



<日本人のGFR推算式>

推算GFR(ml/min/1.73m2)=
      194×血清クレアチニン値-1.094×年齢-0.287

(女性は上記の算出値×0.739)

Rhythm Control versus Rate Control for Atrial Fibrillation and Heart Failure

N Engl J Med 2008;358:2667-2677,2725-2727.


前から言われてたことだけど、
やっぱり心拍数コントロールが予後の改善に重要なようですね。

アブレーション治療はどうなんだろう。

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